花粉が飛び始める季節になると、ニュースを見ただけで鼻がむずむずしてきませんか。
私はスギではなくてブタクサの花粉症なので、夏から秋にかけて同じような症状が起きます。
花粉症は、症状を抑える薬はあっても飲むことで根本的な治療が出来る薬はまだないんですよね。
でもなるべく薬に頼りたくないので、メディカルアロマ講師としてはやっぱりアロマを使いたい。
そこで、皆さんにも私が花粉症対策で使っているアロマとその使い方についてお話したいと思います。
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花粉症におすすめしたいアロマ7選

花粉症の症状は、
- 鼻水
- 鼻づまり
- 喉の痛み
- 咳
- 目のかゆみ
などだと思います。
これらの症状をアロマを使って和らげていきましょう。
1.クリアな香りのユーカリ・ラディアタ
ユーカリはとても種類の多い植物なので、精油も色々な香りがあります。
メジャーなのはユーカリ・グロブルスですが、私はいつもユーカリ・ラディアタをおすすめしています。
それは、主成分である1.8-シネオールという成分がグロブルスよりも少ないので、刺激も少なく香りが穏やかで優しいからです。
好みもあるのですが、グロブルスの方が尖った香りなので、香りの良さからいってもラディアタがおすすめ。
主成分が少ないからといって作用が弱いわけではありませんので、ご安心ください。
鼻水、鼻づまり、喉の痛みなど粘膜系の症状に有効です。
お子さんも一緒に使えます。
2.スースー、ペパーミント
ミントも種類多いハーブですが、花粉症にはペパーミントがおすすめ。
スッキリとした香りの秘密はl(エル)-メントールという成分です。
メンソールって聞いたことがありませんか?
タバコやガムによく入っている、あのスースー成分です。
スーッとした香りが鼻の通りを良くしてくれて、気分もリフレッシュできます。
鼻水がズルズルしている時って、頭がぼーっとしますよね。
そんな時にも、ミントが気分を爽やかにしてくれます。
3.ニアウリCT1
ユーカリと香りは似ていますが、もう少し穏やかです。
お子さんにはこちらの方がいいかもしれません。
作用も穏やかですが、ユーカリとニアウリ、好みで選んでもらってもいいでしょう。
4.ティーツリー
抗菌作用があって、インフルエンザの季節にも活躍する精油です。
樹木系のスッキリした香りで、家事にも使える便利なアロマ。
家庭には1本常備して欲しいですね。
5.カユプテ
カユプテという植物はあまり聞き慣れない名前かもしれませんが、ユーカリと同じフトモモ科の高木です。
香りは、ティーツリーと似ていると思います。
鼻の症状はもちろんのこと、喉の痛みや気管支炎などにもよいアロマです。
6.ラベンダー・アングスティフォリア
ラベンダー・アングスティフォリアは真正ラベンダーとも呼ばれるアロマで、一般的にラベンダーといったらこのラベンダーのことを指しています。
リラックス効果が高く、花粉症の症状でイライラしている時に気持ちをほぐしてくれます。
痛み止めの働きもあるので、喉や鼻の痛みにもいいんですよ。
ラベンダーのジェルを作って、塗るのもおすすめです。
7.ラヴィンツァラ
免疫力を調整してくれる働きのあるアロマです。
風邪の予防にも良いアロマなので、冬から春先にかけて大活躍する1本です。
花粉症におすすめのアロマの使い方

さて、これらのアロマをどうやって使っていくか、簡単な使い方をご紹介するので、是非実践してみてくださいね。
アロマディフューザーで芳香浴
アロマディフューザーやアロマポットなど、香りを広げる器具があります。
このようなもので香りをお部屋で焚いて楽しむことを芳香浴といいます。
アロマポットなどを使うと、手軽にお部屋全体に香りを広げることが出来ます。
>使いやすいアロマディフューザー
「初めてさんでも使いやすい、オリジナルアロマ付きディフューザー」
もしくはアロマが使える加湿器などでもいいでしょう。
積極的に香りを吸い込む吸入法
芳香浴でもお部屋全体はいい香りになるのですが、鼻や喉に入ってくる量が少なくなってしまいます。
症状が辛いときは、もっと積極的に香りを吸い込む「吸入法」で使ってみます。
- マグカップにお湯を入れて、精油を1〜2滴たらします。
- 目を閉じてカップから立ち上る湯気を鼻と喉で吸い込みます。
ペパーミントなどは目に刺激がある場合があるので、目を閉じて香りを吸い込んでみてください。
マスクにたらす
外出するときはマスクが欠かせませんよね。私もそうです。
そんな時に、マスクの下の部分に精油を1滴たらしておくんです。
そうすると、息をするたびに精油の成分を吸い込むことが出来るので、呼吸が少し楽になりますよ。
私は外出用に、小さな遮光ビンに精油を移して化粧ポーチに入れています。
部屋の空気をキレイにするアロマスプレー
お部屋の空気をキレイにするためにはアロマスプレーを作ってみるのもおススメです。
アロマポットなどが使えないところにも香りを広げることが出来ますし、片付けの手間もありません。
<材料>
- 無水エタノール 5ml
- 精油 10滴
- 精製水 45ml
- スプレー容器
<作り方>
- スプレー容器に無水エタノールを入れます。
- 精油を加えてよく振り混ぜます。
- 最後に精製水を入れてさらによく混ぜます。
精油は水に溶けないので、必ず無水エタノールに溶かしてから水を加えます。
無水エタノールは薬局で購入できます。スプレー容器は100均のもので構いません。
例えば、
- ユーカリ・ラディアタ 5滴
- ペパーミント 5滴
とか
- ティーツリー 5滴
- ラベンダー・アングスティフォリア 5滴
など、いくつか組み合わせて使うのがおススメです。
自分でブレンドするには精油を何種類か用意しないといけないので、最初から花粉症用にブレンドされているものを使うと便利ですよ。
アロマを使う時に気をつけたいこと

精油は濃縮された植物のエキスです。ものによっては皮膚に刺激のあるものもあるので、取り扱いには注意が必要です。
初めての方は、以下の点に気をつけてください。
じかにさわらないこと
精油はじかにさわってはいけません。もしも触ってしまったら、流水ですぐに洗い流してください。
今回ご紹介した精油はそれほど肌に刺激のあるものはありませんが、お肌の弱い方などは赤みやかゆみが出る可能性もありますので気をつけてください。
確かな品質のものを購入すること
精油(エッセンシャルオイル)は、ポプリオイルやフレグランスオイルなど、合成香料とは全く違うものです。
合成のものでは、精油の効能は期待できません。
初めて買う場合は実店舗でもインターネットでもアロマの専門店で買うか、専門家のアドバイスを元に買うようにしてください。
まとめ:アロマで花粉症もスッキリ!
アロマを使ったら、香りも楽しめるし、花粉症も楽になるし、いいことづくめだと思うんです。
マスクに垂らしたり、アロマスプレーを作ったり、楽しみ方は色々です。
薬を飲んでも症状を抑えるだけなら、アロマを使っても同じでは?とずっと使い続けていますけど、お部屋の中の空気もきれいになるし、何より気分がとてもいいんです。
今回ご紹介したアロマに、ご自分が好きな香りをプラスしてもいいですし、アロマの楽しみ方は色々あります。
アロマのブレンドを考えるのも楽しいので、花粉症の辛さを少しでも和らげるために是非アロマテラピーを役立ててください!
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