アロマテラピーの楽しみの一つにブレンドがあります。
今回は、オレンジスイートと相性の良いブレンドレシピを考えてみます。
使い方の違い(シーン別)のブレンドもご紹介します。
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オレンジスイートと相性の良い精油は?

オレンジスイートはそれ自体が主張の少ない柔らかい香りなので、だいたいなんでも合うのが特徴です。
同じ柑橘系の精油
ブレンドするとき、同じ香りのグループ同士でブレンドすると、似たような香りなのでまとまりやすい。
- レモン
- グレープフルーツ
- ベルガモット
などです。
ただちょっと注意が必要なのは、柑橘系はトップノートだということ。
華やかであると同時に飛びやすい香りでもあります。
ということは、柑橘系同士をブレンドすると、最初は「うわっ〜〜」と華やかさを感じるんだけど、すぐに香りを感じにくくなってしまう。
だから、ちょっと別の香りを1つプラスしておくと、より持続しやすい香り、まとまりやすいブレンドになります。
私は柑橘系同士のブレンドがすごく好きでよくやるのですが、そこに1つハーブ系のものをプラスすることが多いです。例えば、
- オレンジスイート
- レモン
- ゼラニウム
とか、
- オレンジスイート
- ベルガモット
- ラベンダー
などですね。
こんな風にして、何か違う系統のものを1つプラスすると良いブレンドが作れると思います。
身近な料理にたとえて見ると、同じような栄養素を持つ野菜であるじゃがいも、里芋、かぼちゃという組み合わせで作った煮物はどうでしょうか?見た目だけでなく、味も食感も、また「楽しさ」の面でも「味」や「栄養」の面でもバランスが悪いことがわかります。
「誰も教えてくれなかった精油のブレンド学」中村あづさアネルズ著より
おんなじような香りだけでブレンドしてしまうと逆にバランスが悪くなるから、ってこと。
違う系統、違うノートの精油をプラスすることで、香りに奥行きが出ます。
香りの系統で相性を探す
他の系統でどの精油が相性がよいか、それは香りのグループから考えてみます。
香りには系統があって、似たような香りのグループを作ることができます。
そのグループが7つあって、
- 柑橘系
- フローラル系
- エキゾチック系
- 樹脂系
- スパイス系
- 樹木系
- ハーブ系
となります。
隣り合うグループとは相性がよいといわれているので、柑橘系はフローラル系とハーブ系と相性がよいということになるのですが、具体的には次のような精油です。
フローラル系
- カモミール・ローマン
- ジャスミン
- ネロリ
- ゼラニウム
- ローズ
- ラベンダー
ハーブ系
- クラリセージ
- バジル
- マジョラム
- フェンネル
- ローズマリー
(イランイランは花の精油だけど、分類としてはエキゾチック系になります。)
これらの精油だとなんとなくまとまるかなという感じ。
シーン別オレンジスイートのブレンドレシピ

では使うシーンを考えながら、実際にブレンドしてみます。
相性の良い精油をご紹介しますが、ブレンド割合を変えることで香りの印象は変わってくるので、滴数は好みによって変えてもらうといいかと。
例えば、
- ラベンダー 2滴
- オレンジスイート 1滴
というのと、
- ラベンダー 2滴
- オレンジスイート 3滴
では香りのイメージが違います。どちらを多くしたほうがいいかは好みもあるので、好きなブレンド割合を探してみて欲しいです。
寝る前のリラックスタイム
寝る前にはオレンジスイートを中心に、
- ラベンダー
- ゼラニウム
- ローズウッド
などをブレンドしてみます。
甘めの香りがよいと思います。
生理前のイライラに
ホルモンバランスが悪いなーという時には、
- クラリセージ
- フェンネル
- アニス
などをブレンドしてみましょう。
仕事や勉強の合間のリラックス
ちょっと一息入れたい時には、
- ローズマリー
- プチグレン
- ジュニパー
- ナツメグ
などのシャキッとした香りがよいと思います。
一人でゆっくりしたい時
休日の午後など一人でゆっくりと過ごしたい時に合うのは、
- レモングラス
- ユーカリラディアタ
- ベルガモット
などがおすすめです。
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